TROUPE
BABYBABYBABY
LIMIT
interview
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STAGE journey『 LIMIT 』に込められた想いとは、
ステージジャーニーと勝手に名付けたこのコンセプトはチケット一つで物語を旅してほしいというものです。演劇の敷居がこの度をきっかけで下がってくれればいいな、と思っています。
今回の皆様の旅先は『LIMIT』です。「男の娘を誘拐した人物の名前を制限時間内に警察の交渉人があてる」というなんだか決して穏やかじゃない旅になるかと思いますがこの主人公である交渉人は我々と同じく世界に悩んで、呪って、戦います。生きていれば大きいにしろ、小さいにしろ何かしらの罪を犯します。大半の人間はそれを隠したり、目を背けたり、あるいは何もなかったかのようにします。しかし、遅かれ早かれそれは形を変えて必ず目の前に現れます、その時我々はどうするべきか、それがこの『LIMIT』の主題であり今回の旅のテーマでもあります。なんだか難しそうですか?いえいえ、旅にトラブルはつきもの。実際に行かないとわかりません。行ってみれば意外と癖になるかもしれませんよ。この旅が皆様にとってかけがえのないものになりますよう心から祈っております。
今作品はリブートということですが、なぜまたこの作品を上演するのでしょうか?
まだ「LIMIT」という物語を語り切れてないと感じていたからです。初演の時に観客の反応的にもかなり手応えがありました。「続編が見たい」という声も沢山いただいてそれで上演したのが「LIMIT2 Monsters Game」です。サブタイトルがダサいという意見は別にしてこれも概ね好評でした。作品自体も初めから意図的にさらに続くような終わり方にしていて今でも「あの続きを早くやってくれ」と言っていただきます。ですが、上演後、どうしても気持ちにブレーキがかかりました。それは劇団としての能力が作品に追いついてないと思ったからです。ただこのシリーズのアイデアは「2」の後も沢山浮かんではいましたがそれが形になるのはもっと後だろうと思っていました。それから何作品かを上演した後、池袋演劇祭に出るか、って言う話になった時にこの作品の再演が劇団員との会話の中で上がりました。この「LIMIT」は基本的にはサスペンスではありますが普遍的なテーマも沢山込められています。初めてBBBを見ていただく方々にも名刺がわりになっていいのかなと思いました。ただ、同じ事を繰り返すだけの焼き回しだけにはしたくありません。初演から4年が経って時代も大きく、確実に変わっていて時代にあったストーリーを語るべきだし、「今」に耐えうる作品に作り変える必要がありました。だから、再演ではなくリブート“再起動”なんです
舞台を作る上で心がけているものは、なんですか?
大きく分けて二つあります。一つ目はとにかくわかりやすいということ。僕達の作品はそれを大前提としています。2回、3回観ないとわからないという作品が大嫌いなので、1回観ただけで全てを理解でき、1回観ただけで何回も観たような気持ちにさせられるように作っています。そして、もうひとつは映画的表現と演劇的表現の中間を目指すということです。映画的とは映像などを使うというものではありません。脚本だけの話をするとキャラクターを語るのはセリフではなくアクションです。例えばある登場人物が悲しみに暮れるシーンがあるとしたらベラベラとセリフは喋らさずに表情や行動で表します。当然全部が全部そうじゃありません。例えばお喋りな人物がいたら沢山の言葉を並べます。ただその中にも沢山のアクションはあるはずです。演劇的には言葉にするのがとても難しいのですが、映画的表現だけだとあくまで舞台はライブなので観客に全ては伝わりづらい。なので今、目の前で物事が動いているという感覚を役者の体を使い観ている方に伝えられるようにしています。どちらかに片寄りすぎないようバランスはとっています。
大きく分けて二つあります。一つ目はとにかくわかりやすいということ。僕達の作品はそれを大前提としています。2回、3回観ないとわからないという作品が大嫌いなので、1回観ただけで全てを理解でき、1回観ただけで何回も観たような気持ちにさせられるように作っています。そして、もうひとつは映画的表現と演劇的表現の中間を目指すということです。映画的とは映像などを使うというものではありません。脚本だけの話をするとキャラクターを語るのはセリフではなくアクションです。例えばある登場人物が悲しみに暮れるシーンがあるとしたらベラベラとセリフは喋らさずに表情や行動で表します。当然全部が全部そうじゃありません。例えばお喋りな人物がいたら沢山の言葉を並べます。ただその中にも沢山のアクションはあるはずです。演劇的には言葉にするのがとても難しいのですが、映画的表現だけだとあくまで舞台はライブなので観客に全ては伝わりづらい。なので今、目の前で物事が動いているという感覚を役者の体を使い観ている方に伝えられるようにしています。どちらかに片寄りすぎないようバランスはとっています。
最後に、みなさんにメッセージをお願いします。
劇場にお越しいただく皆様のそれぞれの生活の息抜きに少しでもなればいいなと思っています。劇場を出たら作品のことなんて忘れたって構わないんです。「LIMIT」を旅する2時間だけでも心が慌ただしく動いてくださればこんな嬉しいことはありません。ダサいサブタイトルもございません。是非、劇場でお待ちしております。
STAGE information
《第30回池袋演劇祭参加作品》
劇団ベイビーベイビーベイベー
STAGE JOURNEY 『LIMIT』
ー真実が逃げた、お前は誰だー
全ては一つの誘拐事件から始まった。張り巡らされた罠、いくつもの嘘、残された時間は二時間、
戦慄の時間制限(タイムリミット)サスペンス
作・演出 イイジマショウタ 2018年9月12日(水)〜17日(月) シアター風姿花伝
【あらすじ】
高層ホテルの僅かな足場にマイク・ハントと名乗る男が立っていた。
彼は警察にある人間を呼び出すように要求した。
その人物とは交渉人であるマリ・フレデリック。
彼女はとある事故がきっかけで一年間休職中であったがやむなく男と接触する。
初めは自殺が目的かと思われたが男の一言で事態は急変する。
「娘が誘拐された、あんたが犯人の名前を当てれば娘は解放される」
何故、犯人はマリを知っているのか。目的は一体。
そして、彼女自身も過去へと繋がる真実と対峙する事となる。
【日時】
9月12日(水) 19:30
13日(木) 14:00/19:30
14日(金) 14:00/19:30
15日(土) 13:00/18:30
16日(日) 13:00/18:30
17日(月) 15:00
【チケット】
当日:3800円 前売:3500円 友割:3000円(2名様以上のご予約で、お1人様あたり)
リピーター割:2000円(今作品観劇2回目以降)
U-18割:1000円(当日要年齢確認証提示、各回5枚限定)
【キャスト】
関メリッサ、神山翔太郎(以上、劇団ベイビーベイビーベイベー)
田村総、三塚瞬、髙橋哲太、東條瑛、星達也、加倉幸の助、佐々木至
高山五月、梅崎信一、藤本康平、佐藤香織
【スタッフ】
制作指揮:野田紅貴 フライヤー作成:岡優貴(Materialize) フライヤー撮影:小林航平 舞台監督:田中新一
舞台美術:齊藤樹一郎 照明:今中一成 音響:藤原圭佑 制作助手:相馬愛理・西岡美都
演出助手:小牟田拓夢 スチール撮影:小林勇ノ輔 宣伝動画撮影:疋田晃士 犯罪心理学監修:杉山崇
協力:東京芸術放送&映画・俳優専門学校/テアトルアカデミー/(株)Sheepvox/剣乱舞翔華団/Another:one、改造会社:Re/東京農工大学演劇部/ロングプランニング株式会社 企画・制作:劇団ベイビーベイビーベイベー
【場所】
シアター風姿花伝 〒161-0032 東京都新宿区中落合2-1-10 ☎︎03-3954-3355
JR山手線「目白駅」より徒歩18分 都営大江戸線「落合南長崎駅」より徒歩12分
西武池袋線「椎名町駅」より徒歩8分 西武新宿線「下落合駅」より徒歩10分
http://www.fuusikaden.com/access.html
【チケットご予約・お問い合わせ】
こりっち http://ticket.corich.jp/apply/91162/
カンフェティ https://s.confetti-web.com/detail.php?tid=46035&
カンフェティチケットセンター 0120-240-540 (通話料無料。受付時間平日10時〜18時)
【公演HP】